ありたい姿を実現する『 創造的思考プロセス』

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ありたい姿を実現する『創造的思考プロセス』とは

 私たちは、未来をデザインする観点から組織の課題を発見/再確認する、よりクリエイティブな思考プロセスを提案します。それは、当事者が共感できる組織の「ありたい姿」を描いて、その実現価値を共有することから始める思考プロセスです。

 私たちは、過度に厳密なロジックを追求するより、周囲の関係者や当事者の日々の経験に基づく直観や確信を信頼し、組織として目指すべき姿を発見的に描いてそれを実現する価値を共有し、そのために越えないといけないギャップを素早く探し出して乗り越えていく、早いサイクルのリズムを作るべきだと考えます。そのためには、当事者が普段から感じている思いを取り込めるものにして、日々負荷なく使える思考プロセスが必要だと考えます。

Young successful businessman jumping over gap. Risk and challenge concept

 これまで広く紹介されてきた「TOC思考プロセス」は、好ましくない現象を拾い出し、それらを対立の表面化と捉えて、その対立を一般化した中核対立を特定し、すべての問題がそこから派生するという因果関係を再確認する部分(「何を変えるか?」)に相当時間を費やすものでした。

 しかし、対立を解消する観点で解決策を導くというのは、普段そのロジックに触れていない人々には大きな困難が伴い、多くの場合、なんとなく違和感を残したまま解決策の議論に進んだ結果、皆で合意したはずの解決策が実行に至らない、もしくは短期間で改善の兆しが見えずとん挫していることが多いのが実状ではないでしょうか。したがって、どうやれば皆が自らの課題あるいは問題として前向きに行動を起こせる状態になるかがカギです。どんなに素晴らしいアイデアも実行しないと価値がありません。

 近年は、サイクルが短縮し不確実性が増すばかりで、その傾向に終わりは見えません。ですので、施策を素早く行動に移して、予測と結果の乖離を短時間で埋めつつ、予期しない変化に追随しなければ、どんなに緻密な計画でも実りません。これが確実だとか正しいというものはほとんどなく、当初望んだ以上の結果を出すには、「ありたい姿」を常に見据えた上で、短いサイクルで試行と修正を行いながら進むしかありません。そのためには、考えたらともかく一歩を踏み出すしかありません。

提案する思考プロセスの流れ

 提案する思考プロセスでは、主にTOC思考プロセスの3つのツリーを使いながら、図に示したような流れで行います。

  • 戦略IOマップ(SIO) : 「ありたい姿」そのものを表現する
  • 前提条件ツリー(PRT): 「ありたい姿」の実現シナリオ(マスタープラン)を表現する
  • 移行ツリー(TT)   :詳細な立上プランを表現する

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※TOC思考プロセスのツール(現状ツリー(CRT)やクラウド(EC:対立解消図)その他)は、実は各々単独で用いることも可能です。私たちが提案する思考プロセスでも、因果関係やロジックの確認が特に必要な場合には、必要に応じてそれらも使用します。

※実現シナリオの記述に用いる前提条件ツリー(PRT)からプロジェクトネットワークの形に変えて、CCPMソフトウェアに入力すれば、CCPMのバッファー付き工程を作成することも容易です。

コースの種類と概要

(1)1日入門コース

カリキュラム 上記の思考プロセスについて、その基本的な考え方を実際の流れに沿って解説いたします。
  1. コースオリエンテーション   10:00~10:15
  2. TOC思考プロセスの概要   10:15~11:00
  3. 創造的思考プロセスとは 11:15~12:00
  4. ありたい姿を考える   13:00~14:50
    (戦略IOマップ作成の演習を含む)
  5. ありたい姿の達成シナリオを考える  15:00~15:50
  6. 達成シナリオの実行プランを作成する 16:00~16:50
  7. Q&A 17:00~17:30
受講料  一般 : ¥21,600(税込み)
会員(正会員、賛助会員): ¥16,200(税込み)

(2)4日実習コース

カリキュラム

1日目

テーマ:現状を素直に捉え、組織の将来像“ありたい姿”を創造する
・人は物事を認識する時に色々な見方があり、錯誤や混乱に陥りやすい事を知る
・上記を意識して、普段感じている現状の問題を洗い出す(自由に出す、批判はしない)
・問題を整理しながら、将来の“ありたい姿”を自由に創出し、皆が納得するものを設定する(意見・アイデアを自由に出す→アイデアを収束させる を繰り返し、納得感を形成)

2日目

テーマ:“あるべき姿”を明確にする(S-IOマップの作成)
・“ありたい姿”を明確にする(顧客や社会の評価、業務のあり方、組織・人のあり方)
・上記の“ありたい姿”を達成するための成功要因を自由に洗い出し、重要なものを決定する
・重要成功要因達成の必要条件を自由に洗い出し、論理的に関係づけて構造化したS-IOマップを作成する

3日目

テーマ:“ありたい姿”達成シナリオの設定(PRTの作成)
・作成したS-IOマップの最下層の必要条件を満たすための重要課題を抽出する(必達課題)
・必達課題を成し遂げるための現状の障害を洗い出す
・上記の障害の克服策を決定し、必達課題を達成するために克服策を論理的に構造化したPRTを作成する

4日目

テーマ:達成シナリオ実行のポイント(フォロワーシップの醸成)
・変革するための行動を起こすためのポイント
・シナリオ実行に関係するステークホルダーを洗い出す(フォーマル、インフォーマル)
・ステークホルダーへの対応を考える(説得的コミュニケーションを考慮したTTの作成)
・変革に人々(実際の行動者)を巻き込む2つの原則を理解する(主体性と受け入れやすさ)

受講料  一般 : ¥270,000(税込み)
会員(正会員、賛助会員): ¥216,000(税込み)

参考図書

ザ・ゴール 2 ― 思考プロセス
   エリヤフ・ゴールドラット  (著)、 三本木 亮 (翻訳)

ゴールドラット博士の論理思考プロセス―TOCで最強の会社を創り出せ!
   H.ウイリアム デトマー(著)、 内山 春幸 (翻訳)、 中井 洋子 (翻訳)

The Logical Thinking Process: A Systems Approach to Complex Problem Solving
   H. William Dettmer (著)

THROUGH CLOUDS TO SOLUTIONS
   Jelena Fedurko (著)

講師紹介

ishida

石田忠由 (いしだ ただよし)

バリューネットワーク代表
日本TOC協会 代表理事
TOCICO認定のTOCコンサルタント(Implementer)。
専門分野は、TOC思考プロセス、企業戦略立案支援、ファシリテーション、リーダーシップ等。

開催日程

コース名 開催日時

1日入門コース

2016年12月1日  10:00~18:00
申込みの受付を終了しました

4日実習コース

前半
2日

2017年2月9日(木)  10:00~18:00
      10日(金)  9:30~18:00

申込みの受付を終了しました

後半
2日

2017年2月23日(木) 10:00~18:00
      24日(金)   9:30~18:00

申込みの受付を終了しました

※お客様のご指定場所に出向いての開催も受け付けております。ご希望の方は協会事務局までご相談ください。

一般社団法人日本TOC協会 事務局   jimukyoku@japan-toc-association.org

開催場所

㈱ビーイング セミナールーム

東京都新宿区西新宿7-2-4 新宿喜楓ビル7F

  • JR・小田急・京王・都営新宿線・地下鉄丸ノ内線:「新宿」駅徒歩約6分
  • 都営大江戸線:「新宿西口」駅D5出口徒歩約1分
  • 西武新宿線:「西武新宿」駅徒歩約5分
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