保護能力

【ブログVol.104】サプライチェーンを改善する目的と課題 - そして、もっと重大な幹部たち個人のジレンマ

2017年12月21日
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サプライチェーンの改善には2つの領域があります: 

  1. 顧客へのフローとサプライヤーからの供給フローを改善することで、自社のパフォーマンス(業績)を向上させる。
  2. 最終の製品/サービスのエンドユーザーとそこに至るまでの様々多くの組織のいたる所、サプライチェーン全体のパフォーマンスを向上させる。 

私の想定では、大きな改善の今の焦点は、比較的狭い視点のサプライチェーンである第1の領域です。と言っても、特に、サプライヤーと顧客の両方が対象に入る点で、改善がサプライチェーン全体にどう影響するか、多少の考慮と展望が既に含まれています。

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【ブログVol.103】MTA(アベイラビリティ保証の見込生産)とMTO(受注生産)が混在した環境にうまく対処する

2017年12月4日
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Staff managing warehouse logistics in an on-site office

2000年ごろ、TOCに次のような重要な洞察が現れました:

数量と納期を指定した顧客からの注文と
見込生産のための製造オーダーは、明確に区別しないといけない!

これは、顧客の注文で生産する数量と見込みで生産する在庫の数量を纏めて製造する、従来のやり方とはまったく違います。TOCでは、顧客からの納期が違う複数の注文を1つの製造オーダーに纏めるのはキッパリやめにしました。しかし、それ以前は、TOCの運用でも、見込生産(MTS:Make to stock)の製造オーダーに人為的な納期を割り当てていました。在庫の製造オーダーには納期が不要だと理解されたことで、TOCは真の意味で受注生産(MTO)と見込生産(MTS/MTA)の分離を達成しました。つまり、時間と在庫という2つの異なる種類のバッファを使うべき、2つの異なる種類のフローが存在すると気付いて、製造プロセスが大幅に単純になったのです。

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【ブログVol.59】季節性に面と立ち向かう - まさに厄介な問題

2016年7月4日
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Chart showing peak season in September, 3d render

季節性(シーズナリティ)に対する唯一の対処法は、需要の増加予測に合わせて各品目のバッファサイズを変えるしかない、というのが一般的な考え方です。つまり、ある商品SKU1の目標在庫が100で、シーズン中は100%の需要増が見込まれるなら、単純にその間バッファを200に増やすということです。

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【ブログVol.17】売上、キャパシティそして利益の改善

2016年2月25日
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小さな織物メーカーG社は翌四半期の見通しを立てようとしています。同社は、何か思い切った決断をしないと、次の四半期の総スループット(T)は$485,465だろうと予測しています。しかし、その期間の総業務費用(OE)は$485,000で、税前純利益はたったの$465です。それでは採算割れギリギリだし、それも見込みに過ぎません!

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【ブログVol.16】保護能力とキャパシティバッファ

2016年2月25日
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関係、違い、そして戦略的な影響

Cute little cat on shelf with books on light background

棚スペースと保護能力

常にキャパシティを需要に一致させるのは不可能だ!

これは現在のすべての原価計算方式に対する挑戦のカギを握るTOCの重要な認識です。 以前の記事「キャパシティ・コストの非線形性」で、使えるキャパシティをすべて使う(価値を引き出す)ことが無理である3つの主な理由を述べました。最初の理由は、依存性と統計的変動の両方が存在する中で高い納入信頼性を保証するには、一定の保護能力を確保しておく必要があることです。

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【ブログVol.14】共同の意思決定プロセス

2016年2月24日
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重要な意思決定にTとIおよびOEを使う  シリーズ第3部

Closeup of business people shaking hands over a deal

前回の記事では、正しい決定には直感に基づく判断材料が必要不可欠であることを示しました。ですから、どんなにしっかりした意思決定の仕組みであれ、問題に対して最も直感の利く人々の関与が絶対に必要です。

しかしそれでもまだ十分ではありません。さらに直感的な判断材料を様々考慮に入れて、目下の意思決定の影響をより広範にチェックする必要があるのです。そのチェックは、根拠のあるロジックに基づくものでなければならず、直感をコントロールするメカニズムであると同時により広い視野で考えられるようにするという、2つの役割を果たさなければなりません。

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【ブログVol.4】不確実性への対処においてTOCがこれまで成し遂げたこと

2015年12月23日
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TOCは常に、いつでも起き得る日常的な不確実性にフォーカスしてきました。しかし、不確実性への対処の仕方あるいはツールについて、その全体的な波及効果は完全には一般化していませんでした。そこでこの記事では、DBR、CCPMおよび在庫補充に由来する広範なインパクトをテーマに書こうと思います。

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【ブログVol.3】「日常的で避けられない不確実性」にまつわる問題

2015年12月17日
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Close up male hand with dices on double sixes.

必ずしもマネージャーがすべき意思決定のどれにもリスクがあるわけでなく、深刻な損失を被るものもあれば、相当大きな利益が得られるものもあるのです。実際それほどリスクの高い意思決定は非常に稀です。私がいつも言うように、大部分の組織はマネージャーが過度に保守的になるよう仕向けていますが、「日常的で避けられない不確実性」に対する間違った対処方針で被る巨額な損失に比べたら、その人々が行う意思決定による損失は取るに足りません。

たとえば、CCPM(TOCのプロジェクト管理向けソリューション)を考えた場合、プロジェクトのバッファを目に見える形で計画に含めることが、何故それほど劇的に新しい考え方に見えるのか考えてみると良いでしょう。一体なぜ人々は、タスクの期間は明確に決まっていると言い張るのでしょう?

ゴールドラット博士は、組織というものは不確かなのに無理やり確かに見せたがるものだ、とよく言っていました。 

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