【ブログVol.101】集中するものを選ぶ難しい選択: オープンな公開討論のための架空の事例

2017年11月13日
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HighX社は、顧客から出る詳細な仕様に従って12種類の製品を生産するジョブショップ型の製造会社です。したがって、見込生産(MTS/MTA)できる実用的な方法はありません。純粋な受注生産(MTO)環境です。

CEOのSteveは、競合他社に勝る決定的な競争力を獲得したくて、戦略・戦略(S&T)ツリーの構築プロセスに興味がありました。考えているのは、高い信頼性と短納期を顧客に約束することであり、その結果として決定的な競争力を獲得するというものです。現在、顧客はかなり低い納期遵守率に苦しんでおり、主な競合他社の成績も似たようなものです。

時々かなり短期で納入が必要な顧客もいます。現在の要求リードタイムは4週間で、それを高い確度で安定して守れたら、顧客の苦痛は随分緩和します。さらに、特別な注文はたった1週間で納入するといった、非常に短納期で納入できるなら、通常価格の25%増しでも公正でしょう。顧客からの実際の問い合わせから判断するに、注文の17%が1週間の特別納入で高く請求できると予測できます。TOCのオペレーション法なら、短納期の注文も含めて高い信頼性の納入が可能です。

しかし、Steveは、最初のS&Tのセッションで、すでに進行中の改善計画の問題を提起しました。R&D部門は、最も収益性の高い7つ種類の製品に新しい機能を追加することに忙しいのです。それらの機能は、顧客から要求されており、競合他社もそれに取り組んでいて納得できるものです。

さらに、新しい製品の投入で2つの有望な新しい市場セグメントに参入しようという、研究開発とビジネス開発を結びつけた2つの大規模な構想があります。その2つの市場セグメントでは、売価に対してより高い比率のスループット(T)が得られます。この2つのプロジェクトは、9ヶ月前に開始されており、今から6~12ヶ月後に参入の準備が整う見込です。

S&Tのセッションを主導するTOCの専門家Jamesは、TOCの新しい業績評価尺度の導入を含む、基本的なTOCのルーチンがインプリメントされるまで、それらの開発プロジェクトをすべて凍結すべきだと述べました。

Steveは、この競争の激しい市場でHighX社の地位を維持するに不可欠なものなので、それらのプロジェクトは凍結するわけにいかないと答えました。それで、Jamesは、その最も重要な3つのプロジェクトが終わるまでS&Tのセッションを6カ月待って、それからインプリメントを始めようと提案しました。さらに、彼は、最も重要な3つのプロジェクトが進行中その他のプロジェクトを止めて、その3つが終わってTOのオペレーション部分がちゃんとインプリメントできるまで、凍結したらどうかと提案しました。

あなたならSteveにどうアドバイスしますか? また、その意思決定はどのようにすべきでしょうか?

私はあなた自身のコメントが欲しい。もうそろそろ、この問題について議論してもいい段階です。

 


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著者: エリ・シュラーゲンハイム
飽くなき挑戦心こそが私の人生をより興味深いものにしてくれます。私は組織が不確実性を無視しているのを見ると心配でたまりませんし、またそのようなリーダーに盲目的に従っている人々を理解することができません。

70歳にもなってブログを書く理由

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この記事の原文: A Difficult Choice of Focus: A fictional case for open public discussion

全ての記事: http://japan-toc-association.org/blog/

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